より良き納税者を作り、福祉に活かす!

瑞穂町町議会議員 森わたる

ふぉれすとプラザ

 WEB版 2015年 4月号

~森わたるから、町民の皆様へのメッセージです!~



子どもたちの安全と元気を守るために

子どもたちへのあいさつ運動

毎朝、子どもたちの通学時間に合わせ、旗振りをしています。

きっかけは瑞穂町で発生した事件事故に子どもたちが巻き込まれるケースが増加していること。

また、石畑地区にご高齢な上、体調不良の時でさえも、毎日見守りパトロールをされている方の姿を見て、自分でもやってみようと思ったことからでした。

場所については、石畑地区、箱根ヶ崎地区、殿ヶ谷地区の通学路を数か所見て回り、お巡りさんやPTAの方とお話し、一番危険だと思われるJAにしたま 瑞穂支店前にしました。

この場所は信号がありますが、交通量が多く、小学生の低学年が予想不可能な行動をとる時があり、何度か「ヒヤリ」とした場面が多く目撃されています。

また、第一小学校バックネット裏の交差点も、危険性が高く、このいずれかの場所を基本に行うことにしました。

すでに4年以上続けているので、おかげさまで顔見知りの子どもたちがたくさんできました。これからも、子どもたちの安全安心のために、子どもと大人が、もっと顔見知りになれる機会がつくれるように町に提案したいと考えています。

子どもは町の宝であり、私たちみんなの宝です。みんなで「子どもの安全と元気」を守りましょう。



元狭山地区の安全対策


瑞穂町で最も危険だと思われるのが、都道179号線(瑞穂町北部の入間・青梅境)です。

ここは青梅インターに近く、また、周辺には運送会社が多数あり、大型トラックが頻繁に通行しています。

しかし、この道路の歩道は極端に狭く、歩行者や自転車の通行は危険です。

周辺地域にお住まいの小中学生や高齢者は、この危険な道路を通らないと学校にも買い物にもいけません。当時の栗原地区の町内会長のKさんは、地元の人を被害者にしたくないが、加害者にもしたくないと強く訴えていました。

そこで、この道路の危険性と安全対策を議会で質しました。

また、道路を管理する西多摩建設事務所に現場写真を見せるとともに、林田都議会議員にも口添えをして頂きました。この道路の抜本的な改善には時間を要します。

しかし、町役場も危険な道路という認識では一致しており、改善に向けて努力しています。これからも一刻も早い安全対策が講じられるよう訴え続けていきます。



議員が一丸となって取り組んだ臭気対策~党派も地域も越えて~


元狭山地域に、以前、生ごみのたい肥化を行う民間のリサイクル施設がありました。

この企業が進出してからしばらくすると、町全体に広範にわたって異様な悪臭が立ち込めました。

しかし、この企業は発生源であることを認めませんでした。地元周辺の方々も度々東京都などに実情を訴え、議会で一般質問する議員もいましたが解決できませんでした。

現在、この企業は経営的な理由で撤退し、臭気被害はなくなりました。

しかし、昨年、私の元に、この施設周辺にお住まいの方から「同じ場所に、別の企業が同様の内容で操業するという話があり、とても不安です。」との声が寄せられました。

そこで、私は事実関係や有効な施策などの調査を進め、臭気を発生させる企業に規制をかける条例案を独自に作り、私が所属している総務産業建設委員会で議員一丸となって取り組むように提案しました。

賛同意見もありましたが、慎重論や不要論を発言する議員もいて、なかなか前に進みませんでした(議事録あり)。しかし、会議を重ねるうちに、党派や地域によることなく自ら調査を志願してくれた議員が複数現れ、その結果、ようやく委員会の議員が一丸となって調査を開始することになりました。

そして、悪臭を出していた企業を撤退させた実績のある三重県尾鷲市を委員会で視察しました。そして、ここで学んだことを活かし、操業を認めた東京都に、許認可までの流れや許認可の最終責任者について質しました。ここで分かったことは、ここで分かったことは、

町に進出した企業は

建築基準許可がない。

都市計画法の許可がない。

ただ営業内容についての許可だけが認められている。ということでした。

「本来、建築確認・都市計画の両方が認められて上で営業許可を行うべきではないか」と質しました。 都の担当者は縦割りの弊害を非公式ながら認めました。

また、町側にも、臭気対策をするための効果的な方法(臭気の定期測定など)を訴え、町側も、27年度予算において臭気測定器を購入することになりました。

瑞穂町は、緑に囲まれ、自然豊かな町です。憩える農のある町です。そうした自然の恵みの臭気ではなく、許容量を超えて発生させた廃棄物臭気については、臭気基準を定め、限度を超えるような状況とならないように、今後とも聴視していきます。(総務産業建設委員会の構成メンバー:小山委員長、斎藤副委員長、尾作議員、原議員、小川議員、大坪議員、石川議員、森わたる)



リサイクル施設の統合で数億円の削減が・・


青梅・羽村・福生・瑞穂で運営している西多摩衛生組合で、一般質問いたしました。

趣旨は「リサイクルセンターの活用」についてです。実は、青梅・羽村・福生・瑞穂それぞれリサイクルセンターを運営しています。

しかし、調査したところ、各自治体の稼働率は瑞穂町で50%を超えているだけで、あとは35%前後です。

なにより、三市一町の排出される資源物は、青梅市の施設ですべて賄えるのです。 各市がそれぞれ所有し運営費を支出する必要はないのです。

もし、資源化が3市一町で統一的にできれば、新たな施設の建設費、改修費、運営費、人件費の削減などで、最低でも3億円規模の削減は可能だと思われます。

リサイクル施設の統廃合は、町にとって何らかの不便さを発生させる可能性もあるかもしれません。しかし、将来のために、財源確保は避けることができないと私は考えます。どうか、皆様のご意見を私にお届けください。



ゲーム時間が日本でトップクラスに長かった瑞穂町の子どもたち。


瑞穂町は学力の向上が長年にわたっての課題でした。

しかし、26年4月に行われた学習状況調査で、瑞穂町の子どもたちはゲーム時間が日本でトップクラスに長かったことがわかりました。

実は、3年前、ゲームやメールなどを一日2時間以上毎日続けると、脳細胞に悪影響が出ることが科学的に証明されていました。(専門的には左脳の線状体肥大や白質損傷などで、麻薬中毒患者に多く見られる)。

最近、「切れる」といわれていますが、突発的で衝動的な行為による事件が後を絶ちません。もしかすると、加害者はゲーム依存症からくる脳損傷の可能性も疑われます。(ゲーム依存症になっている場合、入院加療が必要になる場合があります。)

そこで、一般質問でゲーム依存の危険性について子どもたちや保護者の皆様に周知するよう訴えました。

ご家族、ご友人にお子さんがいたら、是非、子どもたちには、ゲーム以外に打ち込めるスポーツや習い事をするよう勧めてください。

愛情豊かで健全に成長したお子さんは、将来必ず多くの人の役に立つ人材となるでしょう。



進まない震災復興~政治家としてやるべきこと、皆様にお願いしたいこと~


私ごとですが、母の実家は福島県南相馬市小高地区で、母の墓は浪江町と隣接したところにあります。父親の実家は宮城県岩沼市の海岸線近くにあり、津波で跡形もなくなりました。

同時に二つの故郷と多くの親類、友人を失いました。

私は、生き残った親類や友人のためにも復興に協力したいと思っています。ですから、復興予算が違う目的に使われているといった報道を耳にする度に、怒りと悲しみがこみ上げてきます。

私は、政治に関わっている立場として、何ができるかを考えました。そこで、なぜどうして復興予算が目的を果たすために使われないのか。その理由は何かを調査するために、瑞穂町職員が震災後救援に行った宮城県女川町に視察に行きました。

そこでわかったことは

助かった職員が半数に満たない上、過労や精神疾患で退職を余儀なくされる職員もいて、深刻なまでの職員不足状態であったこと。

国から毎年の10倍以上が復興予算として与えられても、国や県との事務手続きが従来と変わらないため、実行したくても人手不足で事務処理が進まず、使い切れないお金が国に戻ってしまうこと。

他にも、仮設住宅や避難所には物資が届けられるが、それ以外には人も物資も来ないことも知りました。

私は、瑞穂に戻ると早速、西多摩選出で当時環境副大臣の井上代議士に女川町の実態を訴え、できる限りこれらの問題を改善するよう求めました。

井上副大臣も状況はよく把握されており、問題解決に向け強力に政府に働きかけると約束して頂きました。

帰り際に、女川町の職員に、「私たちにできることはありますか」と尋ねたところ「「3.11を忘れないでいて欲しい」といわれたことが今でも心に残ります。

3月8日(日)私の住んでいる石畑地区で、国際救急救命隊(T-MAT)を呼んでの救急救命実践訓練が行われました。

サブタイトルは「3.11を忘れない」です。自治会長や各町内会長をはじめ、消防団第三分団、少年野球ジャガル、中学生など、みんなの協力がありました。

命を守るために自分たちができること、助け合いをテーマにした訓練でしたが、この訓練を通して、人と人との絆が深まることを願います。

どうかご自身のためにも、ご家族のためにも、町内会に入ってくださるようお願いいたします。被災者の皆さんの教訓や想いを忘れないでいるために・・

*産業祭では議会としてコーナーを設けて「女川町の物産」を販売しました。